本日ご紹介するのは、映画「1917 命をかけた伝令」。
第92回アカデミー賞作品賞、大本命とまで言われていた本作。惜しくも作品賞は「パラサイト 半地下の家族」に敗れましたが、撮影賞、録音賞、視覚効果賞の3部門を受賞。やはり凄かった…早速レビューあげていきます。
1917 命をかけた伝令
140字の感想
【 #1917命をかけた伝令 】
全編ワンカット風に撮られた本作。
一瞬たりとも気の抜けない戦地。
自分も主人公と共に戦場を
駆け抜けているような気持ちに。
1600人の命を守るため、
2人の上等兵が伝令をもって戦地を
駆け抜ける。圧巻でした。 pic.twitter.com/J8FpwyAFD4— riixmovie (@riixmovie) February 15, 2020
あらすじ
1917年4月、第一次世界大戦時。フランスの西武戦線では、ドイツ軍と連合軍が、消耗戦を繰り返していた。そんなある日、イギリス兵のスコフィールドとブレイクは、最前線にいるマッケンジー大佐に翌日に控える、作戦を中止させるという伝令を届ける任務を受ける。仲間1600人の命を救うべく、2人で敵陣に乗り込んでいく。
監督・出演者
監督
サム・メンデス
007 スペクター (字幕版)
出演者
ジョージ・マッケイ
はじまりへの旅(字幕版)
ディーン=チャールズ・チャップマン
脇を固めるキャストが凄い!
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あまり有名でないふたりが主演。でも脇を固める役者が…
ふたりに任務を与えるエリンモア将軍に、コリン・ファース(英国王のスピーチ)
途中で出会うスミス大佐に、マーク・ストロング(キングスマン/ゴールデンサークル)
伝令を届けるマッケンジー大佐に、ベネディク・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ)
英国を代表する役者が総出演しました。
ネタバレなしレビュー
奇跡のワンカット撮影、どうやって撮ったの?
「全編ワンカット」と宣伝されている本作。でも実のところは「ワンカット”風”」。
各シーンを全てワンカットで撮影し、それを継ぎ目なく編集し、【全編を通してワンカットに見えるようにした】のが本作「1917」です。
観てびっくり、本当に全てワンカットで撮っているように見えるんです。だから、自分も主人公と一緒に戦地にいるような、没入感を持って観る事が出来ました。ツイッタ―で見つけた映像↓
リハーサルに4か月という時間をかけたというのが凄い…。「世界の戦争映画の本気を観た」といった感じでしょうか。凄いなぁ…。
完璧に作りこまれた光と影
私のお気に入りのシーンは、このシーン↓
時間がないなか突き進まなければならず、照明弾の明るさを頼りに進むこのシーン。
全てのシーンのミニチュア模型が作製され、炎や照明弾の光がどのように差し込むのか、研究し尽くされたできたとのこと。このシーンの緊張感は尋常じゃなくて…敵地から逃げ出す緊迫したシーン。光や影にも、ハラハラ・ドキドキしてしまいました。
ネタバレありレビュー
こんなところで○○○しまうなんて…
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そう…こんなところで死んでしまうなんて…
CMでも再三流れていたこのシーン。こんな出来事が起こるなんて1mmも思ってもいなかった…。
困難な場面でもお互いを励まし、助けてあってここまできたスコフィールドとブレイク。
そんな二人の目の前に敵国の飛行機が墜落してくるのです。燃える機体と兵士を目の前に、敵国と言えど、二人は温情で敵国の兵士を助けてあげるのです…が、、、まさかの展開が。その兵士にブレイクは刺され、命を落としてしまうのです…うそでしょ…もう愕然としました…。希望が失われた感じ…。
戦争ってこういうことなんでしょうね…。温情をかけても非情にさせてしまう。戦争は常に死と隣り合わせ。ギリギリの中で生きているというわけですよね…。こういう映画を観るたびに戦争は二度としてはいけないと思いますね。
ひとりでこの先を進まなければいけないスコフィールドの気持ちを思うと…でもこの出来事で確実にスコフィールドの気持ちに変化が。絶対に任務をやり遂げるという強い信念を感じるようになりました。別れが人を強くするんですね、この場合は強くないと生きていけないのか…。。
こんな人にオススメ
戦争映画って苦手意識がある人が多い気がします。でも知るべき過去もあるし、私はたまに観たくなります。映画「ダンケルク」が好きな方には「1917」オススメ。戦争体験を。
まとめ
アカデミー賞3部門受賞した「1917」。前評判通り、驚愕でした。映画鑑賞というより、戦争体験をしているような気分に。話題の”ワンカット風“にのめり込んで観てしまいました。是非、多くの方に劇場で観てもらいたい1本です。
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