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パラサイトだけじゃない!世界の”格差社会”を描いた映画5選

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今回特集するのは、「格差社会を描いた映画」です。世界には色々な出来事があります。それを知るきっかきになるのも映画。さらっとは観られないけれど、世界に目を向ける大切な時間になるはず。

それでは早速、紹介していきます。

格差社会を描いた映画5選

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韓国:パラサイト 2020年公開


パラサイト 半地下の家族(字幕版)

あらすじ

キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、キム家の長男ギウが、高台に住む金持ちのパク家にアルバイトをしに行くこととなる。これによって二家族の運命が大きく動いていく。

ポイント

この映画では2つの家族が対比的に描かれています。
半地下で暮らす貧困層キム家と高台で暮らす富裕層パク家。

キム家は、
地下にあるため水圧が低く、トイレが部屋の一番高い場所に位置していたり…

 

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半地下にあるため大雨で家は浸水したり…。

一方で、パク家はとてつもない豪邸に、何不自由なく暮らしています。

(それが後に大変な事態を招くのですが…)

 

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現在、韓国では不動産価格の上昇もあり、37万世帯もが半地下生活を強いられています。

この映画では、「階段」のシーンが多くあります。

階段を上るのは身分の上昇、階段を下るのは身分が低いものというのを間接的に表現しています。

格差が顕著にわかる代表的な映画です。

インド:スラムドッグ$ミリオネア 2009年公開


スラムドッグ$ミリオネア (字幕版)

あらすじ

インドのスラム街出身のジャマールは、TV番組「クイズ$ミリオネア」に出場。最終問題まで達するが、学歴のない彼が、正解を重ねたことで不正を疑われ、逮捕されてしまう。取調べを受ける中で、なぜ彼が問題に正解することができたのか…彼の壮絶な過去が明らかになる。

ポイント

第81回アカデミー賞作品賞など複数の賞を受賞した本作。

彼の人生を回顧する中で、インドのスラム街の壮絶な実情が明らかになっていきます。

物乞い、人身売買、宗教の対立…数々の問題が浮き彫りになり、途中で目を覆いたくなる場面もありました。

特に私が印象に残った場面は、歌が上手な子どもは目をつぶして盲目にさせられるところ。
なぜこんなことをするのか…
盲目の歌手なら2倍稼げるから

衝撃の事実ですよね…。

壮絶な生い立ちを持ちながら、全ての経験が活きたジャマールをぜひ、見届けてほしいです。


アメリカ:フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 2017年公開

あらすじ

フロリダ・ディズニーワールドの近くにあるモーテル「マジック・キャッスル」で、暮らしている母親ヘイリーと少女ムーニー。大人たちは貧困を極めた生活をしているが、子どもたちは日々を楽しく過ごしていた。
しかしある出来事をきっかけに、ヘイリーとムーニーの生活が大きく変わっていく。

ポイント

いつか行ってみたい憧れのテーマパークがあるフロリダ。


しかし、テーマパーク周辺は貧富の差が激しい地域として知られているそうです。

子どもムーニーの目線でストーリーは進み、毎日が新しい発見の連続で冒険のように描かれています。

一方で
親のヘイリーはムーニーを連れ出し、スーパーマーケットに来ている客に向けて、安く仕入れた香水を売ったり。
ムーニーを音が聞こえないように水を流しながら風呂場に入れ…外では売春をしていたり…。

 

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貧困から抜け出せない現実があります。

世界の見え方が、子どもと大人で違い、より一層残酷に感じてしまいます。


アメリカ:ジョーカー 2019年公開


ジョーカー(字幕版)

あらすじ

「どんなときでも笑顔で人を楽しませなさい」という母の教えを胸に生きる大道芸人のアーサー。人を笑顔にしたいだけなのに、世の中の不条理さにより、彼は崩壊していく。「バットマン」のヴィランとして知られるジョーカーの誕生秘話を描く。

ポイント

この映画は、DCコミックス、ジョーカーの物語です。ゴッサムシティという架空の世界なのに、今回、なぜこれをチョイスしたのか。

 

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この映画の公開時、感化された人々が暴動を起こしたり地域によっては上映を見送ったり映画館の周辺に警官を配備したということもあり、社会的に大きな話題を呼びました。

格差社会、抜け出せない貧困、雇用環境の問題、介護やネグレクト。

アーサーもいわゆる普通の人間だったにも関わらず、環境によって、孤立した世界へと堕ちてしまいました

その気持ちを理解できる人が世の中には多く、現世界にも大きな影響を及ぼしたのだと思います。

ジョーカー役を演じたホアキン・フェニックス。

 

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この作品でアカデミー賞主演男優賞も受賞しています。とにかく演技が凄まじい。。

精気を吸い取られる映画ですが、観る価値ありです!


日本:万引き家族 2018年

あらすじ

いつも笑いの絶えない一見、どこにでもいるような普通の家族。しかし彼らは、祖母の年金をあてにし、足りない生活費を万引きで稼ぐという生活を送っている。ある日、団地の片隅で寒さに震えている女の子を見つける。彼女を家に連れて帰ったことをきっかけに、家族の問題が明るみになっていく。

ポイント

日本の格差社会を象徴する映画は、「万引き家族」ではないでしょうか。

海街diary」「そして父になる」の是枝裕和監督作品で、年金の不正受給や貧困、児童虐待というセンシティブな内容を扱っています。

ニュースでも定期的に児童虐待の悲惨なニュースが流れるので、どうしても他人事には思えない内容。

自分の周りで起きたらどうするか…考えるきっかけにもなります。

まとめ

各国レベルは違うものの、世界中どこにでも格差というものは存在します。

自分の知らない世界を知ることが出来るのは映画の醍醐味

格差問題を扱う映画は、どれも楽しい気持ちで観られるわけではありませんが、じっくり世の中に目を向け考える時間も大切だな…と思い、このテーマをチョイスしました。

気になる映画が1本でもあれば嬉しいです。

 

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