本日ご紹介するのは“雨”が印象的な映画-洋画編-。
憂鬱な梅雨の時期。あまり外出もしたくない!そんなときこそあえて、”雨に浸れる映画“を観るなんていかがでしょうか?早速ご紹介していきます。
”雨”が印象的な映画ー洋画編ー
雨に唄えば(1953年公開)
あらすじ
サイレント(無音映画)からトーキー(映画と音声が融合した映画)へと移行しはじめたハリウッド。人気スターのドンとリナは何度も共演を重ね、私生活でも恋愛関係にあると専らの噂。しかしドンには恋愛感情はなく、歌と踊りが上手いキャシーと恋に落ちる。
その後、ドンとリナはトーキーで製作される映画で共演することになるが、リナの声は致命的…。そこでドンはリナの声をキャシーの声に吹き替えて映画を製作する事を思いつく。
おすすめポイント
ミュージカル映画の最高傑作とも言われる本作。ジーンケリー演じるドンが、雨の中で「singin’ in the rain」を踊るシーンは映画好きじゃなくても観たことがあるのではないでしょうか?歌は間違いなく聴いたことがある方も多いはず。このシーンを観ると、自然と笑みがこぼれてきてしまいます。
シェルブールの雨傘(1964年公開)
あらすじ
自動車修理工の青年ギイと傘屋の娘ジュリビエーブは結婚を誓い合ったカップル。しかし、アルジェリア戦争の徴兵令状によって、2人の人生が大きく変わっていく。
おすすめポイント
この作品は全編、歌でセリフが繋がれたミュージカル作品。
カトリーヌ・ドヌーヴの代表作としても有名な本作。本当に彼女が美しくてうっとり。
傘だけでなく、ファッションや家具が可愛い!観ているだけで明るい気持ちに…なんて思っていたら…。
「ララランド」が影響を受けたという、とてつもなく現実的なストーリー。明るい画と現実的なストーリーのコントラストが印象的!
しあわせの雨傘(2011年公開)
あらすじ
雨傘工場を経営する亭主関白な夫ロベールを陰で支える妻のスザンヌ。スザンヌはブルジョアな生活を送り、主婦として、”お飾り妻”として過ごしていた。ある日、ロベールが心臓発作で倒れ、スザンヌが工場を切り盛りすることに。主婦ならではの視線で傾きかけていた工場を見事立て直すのだが…
おすすめポイント
こちらの作品も上で紹介した「シェルブールの雨傘」と同じくカトリーヌ・ドヌーヴが主演。歳を重ねてまた違った魅力を魅せてくれる彼女。専業主婦として生きていたのに、急に社会に出て工場を切り盛りする事になる。社会に出て、新しい世界に飛び込む楽しさ・美しさを体現。年齢なんて関係ない!持ち前の明るさでみんなのハートを掴んでいくスザンヌに心奪われました。鮮やかでカラフルな傘工場でみんなが明るくなっていく姿を見て、心奪われる事間違いなし!
ティファニーで朝食を(1961年公開)
あらすじ
ニューヨークのアパートで猫と暮らしているホリー。ある日、作家志望のポールが同じアパートに引っ越してくる。自由奔放で、破天荒な彼女に惹かれるポールだが…テキサスからホリーの夫が彼女を連れ戻しにやって来る…
おすすめポイント
大好きなオードリー・ヘプバーン主演の本作。この役は明言はされていませんが娼婦の役。どんな役でもキュートで見るものを魅了する彼女。この映画でももちろん健在です。ラストで雨に打たれながらネコを抱きかかえるシーンは印象的。
きみに読む物語(2005年公開)
あらすじ
認知症で施設にいる老女。彼女とともに施設にいるデュークは、ノートに書かれた物語を彼女へ読み聞かせをしている。その物語は、1940年頃の若い男女の物語だった。ある夏に運命的な出会いをしたアリーとノア。しかし、戦争が始まり、疎遠に。お互い別の道を歩み始めるも、彼を忘れられずにいたアリーはノアに会いに行くことで、また二人の運命は動いていく。
おすすめポイント
もうこの映画は涙なしでは観られない名作。ふたりの格差や戦争など、ふたりを引き離すものがありますが、それ以上にある一途な恋模様に心打たれます。
出演は、レイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリング。実際この映画を期にふたりはリアルな恋愛関係にもあったんですよー!結婚までは行かずでしたが、4年間も交際していたとか。
ライアンゴズリングが好きな私ですが、正直、この映画はレイチェル・マクアダムスが可愛すぎて彼にまで目がいってなかったことはここだけの秘密です。
雨に打たれながらの情熱的なキスシーンは観ていてうっとりしてしまいました。
ショーシャンクの空に(1995年公開)
あらすじ
長年刑務所生活を送るレッドと、妻とその愛人を殺したという冤罪によって投獄された優秀な銀行マン・アンディ。劣悪な状況のショーシャンク刑務所でわずかな希望を捨てずに生きるふたりの友情と数々の奇跡の物語。
おすすめポイント
好きな映画を聞くと「ショーシャンクの空に」と答える方も多くいますよね。私も友人に勧められて鑑賞しました。刑務所にいながら何でも調達できるレッドと頭脳聡明なアンディ。刑務所内で出会い、不思議な友情が生まれていきます。でも刑務所内では、常に理不尽な出来事が起き、観ていて辛くなります。でも絶対に希望を失わなかったふたり。結末は書きませんが、【悪人は裁かれ、善人が勝つ】ハッピーエンドに心打たれます。
アンディがやってのけたある出来事の雨が象徴的。達成感や喜び、解放感…色々な感情を見て取れます。
グランドイリュージョン 見破られたトリック(2016年公開)
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あらすじ
ド派手なパフォーマンスで不正に搾取された金を奪い、世界から注目されているイリュージョニスト集団「フォー・ホースメン」とあるハイテク企業の不正を暴くため、新たなショーを仕掛けるが、何者かによって失敗に終わってしまう。その裏には、天才エンジニアのウォルター・メイブリ―の存在があった。
おすすめポイント
今までご紹介してきた映画はどちらかというと心に響くヒューマンものが多かったので、今回はド派手な雨が印象的な映画を紹介します。この映画は「グランド・イリュージョン」の続編。出演者も豪華なことで有名な本作。ハリーポッターシリーズのダニエルラドクリフが天才エンジニアのウォルター役を演じます。
雨が印象的なのはイリュージョンの一部で、ホースメンのリーダー・ダニエルが降る雨を止めて見せるのです!雨を止ませる(やませる)ではないのです、止める(とめる)のです!!全貌は是非、本編で観てください!
まとめ
今回は雨が印象的な洋画を集めてみました!感動的な作品からド派手なアクション作品まで。映画のスパイスとして印象的に見せてくれる雨。これからも素敵な雨映画を見つけたら、随時更新していきます。
邦画編も是非、読んでください。
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